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【3/21】YBS播磨、今季公式戦初勝利! 猛打爆発で県警桃太郎にコールド勝ち

2022年03月21日

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20200321○YBS播磨 8対1 県警桃太郎●(2022年3月21日/明石トーカロ球場)

2022年3月19日に開幕した兵庫県社会人野球春季大会。3月21日、YBS播磨は県警桃太郎を8対1(7回コールド)で下し、今シーズン公式戦初勝利を手にしました!

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対戦相手の県警桃太郎(兵庫県警察硬式野球部)は全国でも数少ない現役警察官によるクラブチームで、全日本クラブ選手権や都市対抗近畿二次予選にも出場経験がある強豪チームです。

実はYBS播磨は昨シーズン、県警桃太郎に2戦2敗と苦汁を飲まされてきましたが、大型補強を敢行した今季はリベンジを果たしました。

「春の初戦はどこも緊張して固くなる。序盤は引き締まったゲームになると思っていました」(YBS播磨・濵川皓監督)

その予想通り、序盤は相手先発・蓑茂投手の低めに丁寧に集める投球術にはまり、ゼロ行進。4回表には2死一、三塁のピンチから先制タイムリーを許してしまいます。

しかし、「先制されたシーンで嫌なムードにならず、ベンチは明るかった」と濵川監督。4回裏に3番・高田誠也(広陵~東海大)、4番・桂川弘貴(桐光学園~立正大)の連打で無死一、三塁のチャンスを作ると、5番・下方忠嗣(北海~奈良学園大)の犠牲フライですぐさま同点に追いつきました。

石本涼人

YBS先発・石本涼人(瀬戸内~広島経済大)は広島六大学リーグで3年秋に1シーズン7勝を挙げ、MVPに輝いた実力派左腕。先制点にも怯むことなく、すぐに立ち直り、6回を1失点にまとめると、6回裏には敵失の間に1点を勝ち越し。2対1で終盤戦を迎えました。

そして、7回裏、ついにYBS打線が火を噴きました。一死満塁の絶好機から2番・本干尾聖人(関西~岡山商科大)の一、二塁間を抜く2点タイムリーで4対1にリードを広げると、再び満塁にし、途中出場の三浦拓人(大分~東北公益文科大)がセンターオーバーの走者一掃タイムリー三塁打。さらに5番・下方のレフト線へのタイムリーで8対1にし、7回コールド勝ちを収めました。

【本日のMVP】三浦拓人(大分~東北公益文科大)

本日のMVPは勝利を決定付ける3点タイムリーを放った三浦拓人。山形の強豪・東北公益文科大で鳴らした強打者で南東北リーグで首位打者1度、ベストナイン4度の実績を誇ります。

「打ったのは多分カット系のボール。ひとつ前の球を突っ込み気味にファウルにしてしまったので、逆方向への意識を高めて打ちました。途中出場でしたが、あまり緊張しないタイプなので自分のバッティングをすることができました」

三浦は大学の授業の関係でチームへの合流が遅れていましたが、ここへ来て調子を上げており、中軸争いに名乗りを上げる一打になりました。

三浦拓人

三浦拓人

【注目選手】新宅真弥(広島新庄~高知工科大)

新生・YBS播磨の1番打者に定着しつつある新宅真弥。173cm56kgと小柄な選手ですが、実は大学日本代表の候補合宿に選ばれたこともある実力者。四国リーグではセンター、セカンド、ショートの3ポジションでベストナインに輝いた「スーパーユーティリティプレーヤー」です。

「パワーはないですが、粘って塁に出てかき回すのが自分の仕事」と新宅。この日の試合でも勝ち越しの足掛かりとなる二塁打やチャンスを拡大する四球を選ぶなど、ギラリと渋さを見せた若きいぶし銀。小粒でもピリリと辛い新宅の活躍に今後も大いに期待!

新宅真弥

新宅真弥